ろ過フィルターを考える!(フィルターの選び方)

(*ゝω・*)ノコンチャ☆

あーちゃんです!

今回は生体の生命維持において最も重要な『ろ過フィルター』について勉強しながら120cm水槽で実際にどんなフィルターを使うかを考えていきたいと思います

それでは予備知識を勉強していきましょう!
 


 

ろ過フィルターってなに?

 

1番かんたんに説明するとろ過フィルターとは水槽内の水をきれいにしてくれる器具のことです

水槽の中には生体に有害なアンモニアなどの有害物質が溜まっていきます

これらの物質は生体のフンや食べ残されたエサが主な原因で発生し、たくさん蓄積されると最悪の場合に生体を死に至らせます

ろ過フィルターはこれらの物質を取り除き、きれいな水の維持、生体の生命維持に欠かせない存在です

 

ろ過の仕組み

 

ろ過フィルターを使えば水がきれいになることを説明しました

ではなぜ綺麗になるのか?について説明していきます

ろ過には3種類のろ過があります

水槽から吸い上げられろ過フィルターに入った水は一般的に『物理ろ過→生物ろ過→化学ろ過』の順でろ過され水槽に戻されます

水槽から吸い上げられた水は以下のものを含んでいます

  • 大きなゴミ(フン、エサ、枯れ葉など)
  • アンモニア等の有害物質
  • 水の濁り、水の臭い、流木のアクによる黄ばみ

 

物理ろ過

 

物理ろ過とはスポンジなどで大きなゴミ(フン、エサ、枯れ葉など)を取り除きます

物理ろ過を通った水は

 

  • アンモニア等の有害物質
  • 水の濁り、水の臭い、流木のアクによる黄ばみ

を含み次の生物ろ過に進みます

 

生物ろ過

 

生物ろ過とは多孔質ろ材(いわゆるリングろ材)に空いた小さな穴(マンションのようなイメージ)にバクテリアと呼ばれる微生物を住まわせ流れてくる水に含まれるアンモニアなどの有害物質を食べてもらいきれいにしてもらいます

生物ろ過を通った水は

  • 水の濁り、水の臭い、流木のアクによる黄ばみ

を含み次の化学ろ過に進みます

 

化学ろ過

 

化学ろ過では活性炭やゼオライトが代表的です

活性炭では水の濁り、水の臭い、流木のアクによる黄ばみ、ゼオライトでは生物ろ過で取りきれなかったアンモニアを取り除きます

※化学ろ過で使われる活性炭やゼオライトは比較的短期間で効果の切れるものが多いです

化学ろ過を通った水はほとんど無害のきれいな水になり水槽内に戻されます

 

ろ過フィルターの種類

 

ろ過フィルターにはたくさんの種類の製品があります

どれにもメリット・デメリットがありますので簡潔で分かりやすく説明していきます

 

投げ込み式フィルター(30cm水槽以下推奨)

 

1番一般的なフィルターではないでしょうか?

名前の通りエアレーションからチューブを繋ぎそのまま入れる(投げ込む)だけです

送られてきたエアーの気泡が上昇するのに伴い水流を作りその水がフィルターを通る仕組みです

他のフィルターのサブとして使われることも多々あります

最大のメリットは価格の安さと設置の容易さです

ですが簡素で安価がゆえにろ過能力はかなり低いです

 

外掛け式フィルター(30cm水槽以下推奨)

 

投げ込み式に次いで一般的なフィルターではないでしょうか?

外掛け式フィルターの最大のメリットはコンパクトで水槽のフチに掛けコンセントを差せば使えるという点です

値段もお手頃なところもポイント高いです

ですが、コンパクトなゆえにろ材の汚れが早く定期的なメンテナンスやろ材の費用がかかります

また、フチに掛けるため見栄えがあまり良くありません

 

スポンジフィルター

 

スポンジフィルターは万能なフィルターです

単品で使う場合には生物ろ過的意味合いが強く仕組みは投げ込み式に似ています

他のフィルターとの併用では物理ろ過の意味合いが強くスポンジフィルターでゴミをとり頻繁に掃除することで他のフィルターのメンテナンスとメンテナンスの期間が長くなります

簡単な構造で電気を使う機械部分がないので安価と思われがちですが意外と高いところがデメリットです

 

底面フィルター(60cm水槽以下推奨)

 

60cm以上は製品化されてるのを見たことがないので60cm水槽以下推奨としました

底面フィルターは低床の下にすのこ状の部品を設置し低床全体をろ材として使いポンプで水を吸い上げるフィルターです

そのためろ過能力は高いです

しかし製品の特性上、低床全体を物理ろ過として使うのでゴミが蓄積されやすくフィルターの上に低床が常にのった状態ですのでメンテナンス性が悪いです

 

上部式フィルター

 

上部式フィルターは水槽の上に置くように設置します

枠付き水槽でないと固定が難しく、水槽上部を独占していしまうため照明が置けるスペースが限られてしまいます

オールガラス水槽が主流となり枠付き水槽の衰退とともに減少傾向にあります

ですが上部にあるがゆえに物理ろ過のメンテナンス性が高く(頻繁に掃除できるため目詰まりしにくい)ろ過能力が高いです

 

外部式フィルター

 

水草レイアウト水槽には外部式フィルターが最適です

機密性が高く静粛性に優れ、CO2を逃がさずも逃がしません

吸排水のパイプのみが見えるので見栄えもいいです(ガラスでできたパイプを使えば存在感ゼロです)

またろ材容量も十分でろ過能力も高いです

また上部になにもなく照明を多く設置できるため水草育成のための光量も十分に稼げます

ですが機密性が高さとろ材容量の多さがゆえにメンテナンスが大仕事です

値段が比較的高い点も少しマイナスです

 

オーバーフロー水槽

 

ろ過能力最強のろ過装置です

水槽と同じくらいのろ過槽と呼ばれる水槽のようなものを水槽台下段に設置しろ材を満タンに入れます

水槽からろ過槽に水を落としポンプでくみ上げ水槽に戻すシステムです

ろ材容量が多いのでろ過能力が高く、水量も水槽の約2倍なので水質も安定しやすいです

ですが通常の水槽設置の2倍の重さになりますので設置スペースが限られます

規模が大きく装置を揃える費用がかかりますし、ろ材の量も多いのでろ材代もかなりかさみます

また落とす際にCO2が逃げやすいので水草水槽には不向きです

フンをたくさんし水を汚しやすい大型魚に最適です

 

今回購入するフィルターを考える!

 

今回はメインの120cm水槽は水草レイアウトを予定していますので外部式フィルターで決まりです

生体はメインでディスカスを予定しているので外部式フィルター+スポンジフィルターって感じになるかと思います

候補としているのは

  • KOTOBUKI パワーボックスSV900X ×2台

です

この商品を候補に挙げた理由は

  • パワーボックスシリーズは他メーカーの同スペック帯の中で安価
  • デザインがスクエア(四角)形状で好み

の2点です

これで決まりですかね?

また実際に購入したら報告します

では( ゚д゚)ノシ

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